室内で犬を育てる際に発生するのが、排泄物の匂いです。愛犬がトイレをしたら、素早く処理をすることで匂いの緩和をすることができますが、育て方によっては排泄物自体の匂いを抑えていくことも可能です。
ウンチの匂いが強い、柔らかかったり色がおかしいという場合は、腸内環境に問題があることが考えられます。この場合、腸内環境を整えるようにすることで、排泄物の匂いを抑制できる可能性が生まれます。さらに、お腹の調子が整い、良いウンチをするようになれば、処理も楽になっていくでしょう。
手軽に愛犬の腸内環境を整えたい、そんな時は普段与えているフードを見直してみると良いでしょう。与えているフードに問題があれば、いつまで経っても匂いの問題が続くことになります。原材料を見て、穀物や添加物が多く含まれている場合は、フードが原因で腸内の悪玉菌が増え、ウンチの匂いが強くなっている可能性があります。この場合は、グレインフリーなど、穀類などが少なめのフードに切り替えることが有効です。
愛犬の体に良いフードを与えているのに匂いが強い場合は、乳酸菌やオリゴ糖が入ったフードに変える、これらの成分をサプリで補うなどの方法も有効です。
ただ、一気にフードを切り替えると、愛犬が調子を崩してしまうことがあります。ウンチの匂いが気になる場合であっても、最初はこれまで食べていたフードに新しいフードを混ぜて与えるなど、段階的な切り替えを行っておくことがおすすめです。
フードに問題がない場合は、日常生活の中でストレスを抱えていないか見直してみると良いでしょう。ストレスが多い生活をしている場合も、腸内環境が悪化しやすくなります。
愛犬の排泄物に関する匂いケアは、ウンチの処理やトイレの掃除も大切ですが、それ以外のポイントにも目を向けておくことでより匂いに悩まされにくい状態を作れます。腸内環境を整えることやストレスを減らすことは、愛犬の健康を守ることにも繋がるため、気になることがある場合は積極的に改善を目指すようにしておくと良いでしょう。