愛犬用おもちゃの種類と選び方

【愛犬用おもちゃの種類と選び方】

◇愛犬の年齢とおもちゃの種類

犬は一般的に生後3週間ぐらいから乳歯が生え始めるので、このころの子犬にはゴムでできた柔らかいおもちゃや、肌触りの優しい布などでできたぬいぐるみなどが向いています。そして、歯が生え替わる生後3~9か月の間は、歯の並びや生え方などが不安的な期間ですが、犬自身は何でも噛みたい時期に差し掛かってきていますので、この時期には固めのおもちゃは与えないようにしましょう。さらに、生後9か月ほどが経過すると、身体はまだ子供ですが犬の顎は大人同様丈夫になってきていますので、この時期には固めのおもちゃでも問題なく遊べるようになってきます。さらに7歳前後のシニア期に入ると、顎も歯も少しずつ弱まってはいきますが、まだまだ噛む力は強いので、少し柔らかめのおもちゃを与えるようにしましょう。

◇おもちゃの汚損や破損

柔らかすぎたり破損しやすいおもちゃは、愛犬に噛みちぎられて誤って喉に詰まってしまったり、飲み込んでしまい消化管に詰まってしまったりする危険性がありますので取り扱いには注意が必要です。もし、与えたおもちゃが破損したり汚損したりしているのに気づいたときには、速やかに新しいものに取り替えることをおすすめします。

◇おもちゃの種類

・ボール

ゴムボールや布ボールに加えて、発泡材ボールや音が出るボールなど、様々な犬用のボールがありますが、動性の強いボールは、犬の活動性を維持する上で大切な役割を果たしてくれます。愛犬だけでも、飼い主と一緒でも楽しく遊べるボールは、犬の口のサイズに合わせた大きさで、噛んで壊してしまうことがない丈夫な素材のものを選ぶようにしましょう。

・綱引き用おもちゃ

飼い主や他の犬との綱引きを楽しむことが珍しくない犬は、ロープなどの引っ張るおもちゃが大好きです。犬はロープなどを見つけると、力一杯噛り付いて放さない傾向がありますので、綱引きができるロープ製のおもちゃなどはとても重宝します。しかしながら、愛犬と綱引きを楽しむ際には、おもちゃを力づくで思いきり引っ張ったり、引きはがしたりすると歯や顎にダメージを与えてしまう可能性がありますので、注意が必要になります。噛り付いているおもちゃを口から離させるには、飼い主からの「放せ」などという命令に従うように犬を訓練しておく必要がありますので、普段からある程度のしつけをしておくことが大切になります。

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